おにぎり屋開業時には、とにかく少しでも使いそうな設備や機器は最初に全部そろえないといけない。
いやいや、全然そんなことはありません。
たしかに「〇〇も使うだろうな」この考え方は大切ですが。一度買ってしまえば、その後売却しようとしても二束三文な現実。
ただ、まだ1店舗も上手くいっていない状態なのだから開業後も色々変わっていくだろうなということは想定して必要があるわけです
僕自身、6年間の経営のなかで
「買ってよかったもの」
「正直いらなかったもの」
その両方を経験してきました。
この記事では、これからおにぎり屋を始めたい方に向けて、最低限の設備リストとその選び方をまとめていきます。
必須アイテムリスト(ジャンル別)
ごはん関連
- 業務用炊飯器(3升炊き~)
家庭用炊飯器で始めるのも結構ではありますけれど、1日50個以上売りたいなら業務用は必須です。主要な食材がご飯であるわけですので2万円~5万円の投資は最低限しておいても問題ないと思います。 - 保温ジャー(最小サイズ)
注文を聞いて握りたてを提供する場合は必要にあります。もっとも、長時間の保温は避けたいので、炊いたらできるだけすぐ成形。保温は“つなぎ”用という考え方が必要です。
成形・包装関連
- おにぎり成形器 or 型
型を採用する場合には必要です。なかには業務用機械を使っているおにぎり屋もありますが。そもそも「手握り」のスキル・ノウハウを持ちあわせている方であれば必要ありません。 - ラップ・フィルム・テープカッター
意外と大事です。おにぎり弁当などのパッケージ化した商品を考えているのであれば、梱包スピードが格段に上がります。 - ラベルプリンター(食品対応)
賞味期限や品名あるいはブランド形成のためにラベルやシールを貼る場合は必須です。
冷蔵・冷凍関連
- コールドテーブル(作業台兼冷蔵庫)
冷蔵と作業スペースを兼ねられるので重宝。もちろん中古でOK。 - 冷凍庫(立ち上げ時は小型で)
具材の保存、冷凍おにぎり用など、長期保管が必要な食材を保管する場合には必須です。
調理器具
- 包丁・まな板・ザル・ボウルなどの基本セット
これらは新品じゃなくてもOK。最初は家庭用からでも始められます。 - フライパン(具材加熱用)
焼き鮭や卵焼きなど、ちょっとした調理に使うなら小さめのものでも十分。スチコンなどの調理機器は、自分の商品(おにぎり)が売れることが確約してからでも十分間に合います。
衛生・洗浄
- シンク付き作業台
調理時には必ず洗い物(まな板やボウル)が出ます。 - 手洗いシンク(保健所指導で設置義務)
開業許可に必要。場所により設置基準があるので事前に確認。 - 消毒用アルコール・温度計・衛生チェック表
食中毒対策。毎日の温度・消毒記録は必要。
買って後悔したものリスト(経験談)
- 4ドア冷凍冷蔵庫(50万円)
大容量過ぎてはじめはスカスカの状態が続きました。導入は使用量が増えてからでも遅くありません。 - 高機能レジ(POSレジ)
誰が対応しても品目と金額を間違うことがないよう、月額レンタルで導入しましたが。その費用はさすがにもったいない。最低限の機能が付いたモノであれば全然問題ありません。場合によっては、現金箱+手書き伝票でも十分回ります。
購入の考え方・判断基準
- 「今すぐ必要か? 売上が出てからでもいいか?」を見極める
開業時は“あると便利”は不要。“なければ回らない”ものだけでOK。 - 新品か? 中古で済むか?
冷蔵庫やコールドテーブルなどは中古市場も充実している。保証だけは確認。 - まずは“最低限”で始める勇気を
フル装備で始めたら後戻りできない。実際に売上を上げながら、追加していくスタイルでOK。
まとめ
おにぎり屋開業の設備投資で失敗しないためには、
「本当に必要なもの」だけを最小構成で揃えること。
開業しようとする規模・資金力によって開業予算はそれぞれに異なりますが。
設備投資は一度お金を出すと、簡単に回収できないし固定費や管理の負担にもなります。
店舗の動線設計など、開業初期段階では色々な部分で改善の連続です。
その後上手くいって多店舗展開するにしても、開業段階ではまずは“続けること”を第一に考えた身の丈に合った設備選びを心がける必要があるわけです。
