最近は「業界の垣根」などと考えることがナンセンスになってきていることを如実に感じます。
僕の地元には、屋根のリフォーム工事業と弁当屋という一見すると全く異なる業種の多角化経営をやっているように見えるグループ会社がありますが。ここ2週間の内に起きた出来事で、今後さらに多角化に乗り出す企業が増えていくことを実感したわけです。
特に、グローバルな世界的大企業を目指すのではなく、地方のローカルな企業として継続経営していくケースにおいては、この多角化は重要なやり方になっていくと考えられます。
特に、日本の社会は今後さらに少子高齢化が進み市場が縮小していくことは明らかで。ローカルな地域で特定の商品サービスだけでやっていくことは事業存続に関わります。
くわえて、顧客との関係性構築という視点で考えても、あらゆる情報に触れられるこの情報社会の中で実際に顔を合わせられる関係というのはローカルな企業にとっての強みとなります。
提供する”商品サービス(商品目線)”ではなく”顧客”を基点に考えれば自ずと多角化経営は必須となるわけです。
ということで、この2週間のうちに何が起こったのかを簡単に解説すると…
- 屋根リフォームのチラシが投函される
- 1週間後、弁当屋のチラシが投函される
クリスマスの日用のチキンセット紹介&予約用紙 - 1週間後に訪問
予約用紙回収の旨&屋根リフォーム業としての簡易な挨拶※屋根リフォームと弁当屋両方を経営している会社だと認識してもらう
訪問者「チキンセットの予約があればここで回収して帰りますので※代金も回収」
うちは頼みませんでしたが、注文される方にとっては都合がいい(うちを訪問された方は愛想も良かった)。
屋根のリフォームに関しては、多くの方は一生のうちに1度か2度利用するかどうか。であるからこそ、なかなか関係性を築くのが難しい。そこに弁当屋という単価が低く利用頻度も高い業種があれば、
- 普段は弁当屋を通してグループ企業としての信頼を構築
時おり屋根リーフォーム業とのコラボイベントをやってみたり - 屋根リフォームが必要になれば同企業へ
屋根リフォーム業として専門的な信頼も構築しておく必要あり
簡単な流れではありますが、「なるほど単に多角化というとネガティブな意味で捉えてしまうけれど、多角化=調和と考えると、これからの経営にとって重要な考え方になるな~」と一人感心しておりました。
で、何がいいたいのかというと…
現在、街の弁当屋さんを経営されていて、しっかりと健全な経営をされている。でも、後を継がれる方がいなくてお店を廃業しようかどうか悩まれている場合、地元の企業に事業売却という選択も考えられるよ、ということ。
屋根のリフォーム業だけにかかわらず、自社の顧客に新たな価値を提供したい企業・自社の顧客とさらに関係性を強くしたい企業は案外多く存在しています。
現在、ご自身の高齢によってお店の廃業を考えられている方。あなたが今まで築いてきたお客さんとの関係は、あなたがこれまで頑張ってきた退職金としていくらかの金銭に換金できる可能性もあるよ。ということを知っておいてほしいのです。
