給食弁当業という枠組みに囚われるのではなく…

「給食弁当事業者として、一体何(どんな価値)を提供できるのか」

いや、これだと自らに制限を設けてしまうかもしれません。

「小事業者として、一体何(どんな価値)を提供できるのか?」

こう考える方が正解でしょうか。

原材料・ガソリン・電気ガス・その他諸々の価格が高騰していくなかで、日々自分自身に問うていることです。

人の健康を支えるという素晴らしい一面がある一方で、事業として生産性が低い業界なのもまた事実。

「弁当価格を低く抑えられるならそれに越したことはないけれど、現実としてそれは難しい。事業が成り立つ価格でなければ最終的に誰(当店スタッフ含め)も喜ばない」 

「値決めは経営」と言われているとおり、価格設定は慎重に行う必要があることは十分に理解しております。

様々な物の価格が上昇している現在、デフレ時代の考え方(低価格)ありきではこれからの社会に必要な事業者とはならないと考えております。

「規模の経済市場」だけでは成長の限りが露呈している現在、もう一つの市場である「多様性の経済市場」の成長が求められているからです。

特に、大手企業ではないわたくしたち小さな事業者こそ「多様性の経済」を活性化するという役割があるわけで。

だとすれば、わたくしたちが給食弁当事業者として考えるべきはただ一つ。

提示した対価をいただける価値をいかにして提供するか」だけ。

社会にとって必要な事業者となるか、あるいは事業者として生き残っていけるのか。どちらの視点から考えても、進むべき道はすでに決まっているわけです。というより、ほんとそれしかありません。

ちなみに、当店では現在、弁当価格の見直しだけではなく配送・回収の仕組みについても見直している最中です。その際意識していることは、当店にだけ利があることを考えるのではなく。当店を利用してくださるお客様、そして社会にとって、三者の利がちょうどバランスするような施策を考えています。

少しづつアイディアをカタチにしながら、既存の給食弁当業という枠組みに囚われるのではなく、良い方向に進んでいきたいと思います。